2021年5月12日水曜日

NY金~労働力不足はインフレ圧力を高める恐れ

 おはようさん!

昨日のNY金の終値は1837ドルであった。

1850ドルの手前でもみ合いが続いている。

まずは日足チャートを見てみよう。


昨日の高値は1841ドルであった。

これは一昨日の高値1845ドルから切り下げてきている。

また、安値は1818ドルまで下落しており、やや上昇の勢いが削がれている印象だ。

出来高はそれなりに伴っているが、直近3日間は漸減となっている。

次に1時間足チャート。


昨日は日本時間の21時台に大きな陰線ローソク足が出現している。

何か経済指標でもあったかと思ったが、特に見つからなかった。

100EMAを試したところでNY時間に入り、反転上昇。

その後は引けまで上昇基調を維持している。

最後に米10年債利回りの日足チャート。


昨日も上昇。

これで3日続伸となっている。

直近高値は4月29日の1.686%。

現在はレンジ内での値動きに過ぎないが、直近高値を抜けてくれば上昇基調がより鮮明化するかもしれない。

最後にファンダメンタルズ。

現在市場がもっとも関心を持っているインフレについて。

労働力不足はインフレ圧力を高める恐れ

以下に要点を抜粋しておく。

  • インフレ加速とそれによる最終的な金融引き締めのリスクを打ち消して余りあるほどの景気刺激策が打ち出されるとは限らない。
  • 財政および金融による刺激策は全て織り込み済み。
  • 経済は再開しつつあるが、この先には負の材料の壁が立ち上がりつつある。
  • 弱い雇用統計は金融当局からの一段の緩和か、少なくとも早期の緩和引き揚げがないことを意味する。
  • モルガン・スタンレーのストラテジストらは米国株が来年には最高値を再び更新するとみているが、今年は横ばいで最大20%の調整があると見込んでいる。
今朝は以上!