2018年12月2日日曜日

キャッシュレス化の波

世界ではキャッシュレス化が凄まじい勢いで進んでいる。

ただし、日本はキャッシュレス化に関してはかなり出遅れている。





上の資料は3年前のものなので、現在は若干変化していると思われるが、日本のキャッシュレス化が極めて低いのがわかると思う(ソース;https://www.axa.co.jp/100-year-life/wealth/20180926)。それに対して韓国や中国がずば抜けてキャッシュレス化が高い

昨年、知り合いの中国人が来日した際、いろいろなところに連れて行ったのだが、その際驚いたことが一つあった。

地方の料亭で日本食を食べた後、会計をするためにお店の人を呼んだ時である。すると、「もうお支払いはいただいています」とのことだった。

知り合いの中国人が席を立った形跡もなく、どうなっているのだろうと聞いてみると、アリペイで既に支払ってあると言うではないか!

彼によると、自分の所在地からお店を割り出し、ネットを使って支払ったとのこと。中国のキャッシュ化率が進んでいるとは聞いていたが、ここまでとは非常に驚いた覚えがある。



最初は冗談か何かだと思ったが、中国ではホームレスもアリペイを使ってお金を恵んでもらっているという。
QRコードを使ってお金を要求するホームレス
(ソースはこちら⇒https://glotechtrends.com/170712cashless-society1/)

一方で日本のお札は非常に緻密に作られており、めったなことでは偽札をつかまされることはない。また、日本人の現金信仰も強く、日本ではなかなかキャッシュレス化が進んでいないのが現状である。

また、アメリカなどのように治安が悪くないため、多少大きめの現金を持ち歩いても安心できるというのもキャッシュレス化を遅らせている原因となっている。

ちなみに、アメリカでは現金はせいぜい20ドル札5枚程度。つまり100ドル程度しか持ち歩かない。これは、治安が悪いので多額の現金を持ち歩かない慣習となっている。どんな金持ちでも同じだ。また、100ドル紙幣はあるが滅多に出会うことはなく、逆に100ドル札を出すと嫌がられる。

しかし、つい10年前までは訪日観光客数は600万人にも満たない程度であったが、2年前の2016年には2000万人を突破している。10年で約3倍の伸び率である。

彼らの多くはキャッシュレス化が進んでいる中国や韓国などである。日本での買い物に相当不便を感じているのは間違いない。

また、2020年には東京オリンピックが開催され、さらに外国人の訪日数が増える。そのような状況を踏まえ日本政府はキャッシュレス化を推進しているが、日本人の反応はいま一つといったところ。

しかし、世界のキャッシュレス化の波には勝てない。日本も遅かれ早かれその波に飲み込まれていくことだろう。

そのような現状を踏まえ、個人的には数年前よりキャッシュレス関連株をこつこつと買い増し中である。





【昨日のトレード結果】
  • WTI原油;ノートレ
  • NY金;ノートレ

【現在のポジション】
  • WTI原油;ノーポジ
  • NY金;ノーポジ

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