2017年8月25日金曜日

アメリカ債務上限引き上げに関する問題

今後、大きな焦点となるのがアメリカの債務上限引き上げ問題だ。

債務上限を引き上げるには、議会での法案可決が必要なのだが、何だか雲行きが怪しい状況である。



まず債務上限とは・・・

債務上限は、連邦政府が財務省証券(国債)を発行して借り入れられる金額を法的に定めたもの。実際の借り入れ額が上限に達すると、議会が上限を引き上げる必要があり、できなければ政府はデフォルト(債務不履行)に陥る(ソース;債務上限問題の基礎知識)。



毎年のことなので、おそらく(というかほぼ間違いなく)債務上限は引き上げられることになると思うが、昨年と違うのはトランプと議会の関係がすこぶる悪いということ。

相変わらず、トランプはツイッターで個人攻撃をしているが、今や身内の共和党員にまでその攻撃対象は広がっている。

アメリカのトランプ大統領は、ツイッターで、議会での法案の取り扱いをめぐって、与党・共和党の上下両院のトップ2人を非難しました。議会は来月再開しますが、双方の関係悪化が審議に影響を与えることも予想されます。

トランプ大統領は、24日、ツイッターで、政府が国債などを発行し借金できる上限を引き上げる法案の取り扱いをめぐって、与党・共和党の上院トップのマコネル院内総務とライアン下院議長を非難する投稿を行いました。 
(NHK News Webより)


彼は既に制御不能状態だろう。

「デフォルトになってもメキシコ国境の壁は作る」という発言にも市場は敏感に反応したが、俺はトランプの白人至上主義者擁護ともとれる発言は、今後ボディブローのように効いてくるのではないかと思っている。

アメリカに10年以上住んでみて感じたのは、我々日本人が想像する以上に、アメリカ人にとって人種問題はセンシティブな問題である。

アメリカ史のほぼ100%は人種差別によって創り上げられているといっても過言ではない。

そういうことを肌で感じた自分にとって、白人至上主義問題はこれからさらに大きく問題化していくと感じている

意図せずしてなのか、意図してなにかは知る由もないが、トランプは引いてはならない引き金を引いてしまったような気がしている。



話を債務上限引き上げ問題に戻そう。

この法案は9月末に審議される予定である。

従って、それまではNY市場は上値が重たい展開が予想される。場合によっては、大暴落につながる可能性もあるので、心身ともに準備を整えておくべし。

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