2017年6月20日火曜日

10勝1敗でも退場する理由

NY金は1246ドル近辺を推移中である。

ロスカット後に上昇しているが、こんなことはトレードではよくあること。

「切っておかなければ良かった」などという後悔は微塵もない(決して負け惜しみではなく)。

万が一、損失を確定させずにホールドしていたら、少しだけだがマイナスが減っていたことになる。

そして、このまま上昇トレンドに転換しプラスでトレードを終えていたかもしれない。

しかし、そのようなトレードは実はいつの日か致命傷になる可能性があるのだ。

いや、可能性ではなく、ほぼ確実に退場が待っている。

なぜなら、退場まではしなかったが、それに近い状態まで追い込まれた経験があるからだ。

だから、こういう場面でのラッキーは必要悪ということだ。





ラッキーを経験してしまうと、次も必ずそれを期待するようになる。

そして、その次もラッキーで救われると、もうそれは完全に脳みそに思考パターンとして刻み込まれる。

絶望の淵から大逆転してしまったら、かなり深い溝として脳みそに刻まれる。

もしかしたら、ラッキーの神様は10回連続で微笑んでくれるかもしれない。

しかし、11回目に裏切られたとしたら・・・・

「1回くらいなら大丈夫」というわけにはいかない。

なぜなら、連戦連勝を重ねるうちに種銭が増えていて、それに伴い1回のトレードで建てる玉数、つまり資金量も増えているからだ。

つまり、その1回で全ての資金を吹き飛ばすことになる。

10勝1敗であっても資金がゼロになってしまうのだ。

だから、絶対にラッキーを期待してはいけない。

自分が想定したシナリオと異なる値動きをしたら、すぐにロスカットしなければならない。

これが相場で生き残る唯一の方法である。

俺は過去に大きな痛手を被ったが、幸いにも皮一枚だけつながっていた。

ぜひ肝に銘じておいてほしい。

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