2016年12月17日土曜日

NY金&ドル指数&VIX(恐怖)指数&10年債利回り

トランプ相場の勢いは止まらず、NYダウ、ナスダックは連日連騰だ。

ダウは年内に初の2万ドルの大台に乗せてくるかもしれない。



そして、金からの資金流出は日を追うごとに増加している。

今週のFOMCで利上げが発表された後、金価格はさらに急落したが、これは利上げによるものではなく、来年の利上げ予想回数が上がったからに過ぎない。

なぜなら、年内の利上げはほぼ織り込まれていたからである。


それでは、金価格と相関性の強い指数をチェックしてみる。

まず最初はドルインデックス。
こちらは月足チャートだ。


ドル高の勢いは未だ冷めることなく継続中である。

昨日は若干、ドルが弱含んだ感じであったが、単なる押し目の可能性が強い。

現在、102.95ポイントだが、押し目をつけた後は104、108と踏み上げていくかもしれない。

ドル円も118円まで到達しており、年内に120円もほぼ射程圏内に入った。

ドル円の急進は、何はなくとも日米の金利差によるところが大きい。


それでは、米10年債利回りを見てみよう。


現在、2.591。

2.5周辺でもみ合いが続いていたが、あっさりと上抜けしている。

これまた、年内3.0が射程圏内となった。

ただ、先日のブログでも書いたように、米10年債利回りが3.0になると新興国からの資金流出が加速し、市場はリスクオフに傾く可能性がある。


現在は米10年債利回りとNY金価格は逆相関であるが、米10年債利回りが3.0を超えてさらに上昇を続ければ、いつかは逆相関も崩れてくるだろう。

ただ、現在の市場は完全にリスクオンだ。

それは、VIX指数を見れば一目瞭然である。

VIX指数は別名恐怖指数とも呼ばれている。

市場のリスクテイクの程度を把握することができる。



現在のVIX指数は12.2。

極めて低い数値となっているのがわかる。

まだまだ、市場はリスクオンの状態。


そして、最後にNY金の4時間足チャート。



米大統領選後の急落の後、100ドルほど下げている。

ご覧の通り、非常にきれいなダウントレンドだ。

これを見る限り、まだまだ下げてくるような感じだな。

昨日はドル高一服商状により、若干の戻りがあったが、ここから下落スピードが加速する可能性もある。

なぜなら、この下には目立ったサポートがないからだ。

また、ドル高基調がしばらく続きそうなこともNY金の上値を重くするだろう。

以上。

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