原油関連のニュースがあったので、取り急ぎこちらで報告しておこう。
いずれも、ソースはロイター通信だ。
いずれもベネズエラのマドゥーロ大統領による声明である。
一つ目は「ベネズエラの大統領によると、OPEC加盟国と非OPEC加盟国は原油価格を安定化させるための取り決めを近々決定する」というもの。
そして、二つ目は「ベネズエラの大統領による原油生産量の取り決めに関する声明を受け原油価格上昇」とある。
ベネズエラと言えば、現在世界で最もデフォルトに近いと言われている国である。
インフレがとんでもないことになっており、タバコ1箱が8万円(?)などという信じられない状況になっている。
この大きな要因が”原油安”であることに間違いはない。
ちなみに、ベネズエラで採取される原油は質が悪いため、精製コストが他国よりも高く、それに伴い生産コストも割高である。
従って、ベネズエラとしてはとにかく原油価格を少しでも上げて欲しいという状況である。
前回のOPEC会合でも一生懸命立ち回っていたのがベネズエラであった。
写真を見てもわかる通り、何となく暗い感じだ。
助けてあげたい気になるが、こればかりはどうしようもない。
最近の原油価格はサウジのサルマン副皇太子以外の言葉にはあまり反応はよろしくない(これを統計的に算出した奴がいる)。
果たしてベネズエラ大統領の言葉に市場は反応するのだろうか・・・
現在のWTI原油4時間足チャートはこちら。
今朝の俺が立てたシナリオに反して(笑)、抵抗線を上抜けている。
まあ、押し目買いだな。
この感じだと44ドル台後半まで戻しそうだが・・・
この感じだと44ドル台後半まで戻しそうだが・・・
でも、深追いは禁物だぞ。