2016年9月1日木曜日

マーケットの一喜一憂に翻弄されるな

Vix指数が以前にも増して低下している。




(ちなみに、Vix指数については以前こちらに記事として書いた)


Vix指数↑だと金価格↑という相関があるのは、金に投資をしている人間ならば知っていると思う。


現在Vix指数は低い数字で安定しているので、金価格は上昇しにくい局面であることがわかる。

もちろん、金価格に影響を与える因子は他にもあるので、Vix指数はあくまでも一つの指標に過ぎない。




さて、それではこれからVix指数はこのレベルで安定するのかというと、それは考えにくい。

むしろ、この辺をボトムに上昇に転じていくと考えるのが理に適っている。

歴史は繰り返されるからだ。


そのためには、何らかのファンダメンタルズが作用する可能性が高いが、投資家心理も大いに影響を及ぼす(そもそもVix指数は投資家心理を数値化したものだが)。



我々人間は「幸せすぎる」と何か不幸を探そうとする性質がある。

それは、より幸せな状態へ向かうために、ネガティブな要素をとことん排除しようとする心理的作用だ。

つまり、ほんの些細なことであっても、自分の幸せを阻むネガティブ材料を徹底的に排除しようとするのだ。


現在のようにVix指数が低く安定している状態が続くと、マーケットはネガティブ材料を探し始める。

そして、ネガティブ材料は必ず見つかる。それは、以前から既に存在していたのだが、目を向けたから表に出てきただけに過ぎない。


そして、そのネガティブなものに対し不安は少しずつ増幅していくのだ。

つまり、Vix指数が上昇し始める。

いつもながら、節操のない投資家ばかりである。


賢い投資家はそういうのを横目に逆張りをしている。

マーケットの一喜一憂に翻弄されないように注意したいものだ。


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