2016年8月31日水曜日

イエレン議長は米国リセッション入りを予見している

FRB要人による利上げを煽る発言が目立つようになってきたな。


  • 米連邦準備理事会(FRB)のフィッシャー副議長は、米労働市場は完全雇用に「極めて近い」状態
  • 段階的な米利上げ時期到来=カンザスシティー連銀総裁
  • FRB内で景気過熱の問題を討議=フィッシャー副議長

    (すべてhttp://jp.reuters.com/より)


市場に利上げを織り込んでほしいのだろう。

9月利上げも50%近くになってきたが、この辺が彼らの望んでいる織り込み具合ではないだろうか。




しかし、先日のイエレン議長の講演において、彼女は「金融緩和の可能性」についても言及していることを忘れてはならない。

イエレン議長によれば、「世界経済の低迷、アメリカ経済のリセッション入りによっては、金融緩和も選択肢になり得る」と述べている(まあ、至極当たり前のことだが・・・)。

おそらく、彼女はアメリカが近々リセッション入りすることをある程度予見しているのだろう。

だからこそ、その前に少しでも政策金利を上げておきたいわけだ。


アメリカはある程度利上げを強行すると思われるが、その後、リセッション入りすることだろう。

その時、大規模な金融緩和が待っているのだ。

その後のシナリオは言うまでもないだろう。



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