2016年8月8日月曜日

アメリカの年内利上げはない




現在世界は金融緩和ラッシュだ。

今月2日のRBA、そして4日のBOEの利下げと金融緩和が続いている。

さらに、RBNZの次回利下げもほぼ確実視されている。

そして、BOEはさらなる追加緩和も行うことが予想されている。

(9月に日本も金融緩和をせずにはいられない状況である)




アメリカ以外、先進国は全て金融緩和モードである。

それだけデフレの勢いが強いということだ。

そして、USドルとの金利差はどんどん開いている。

つまり、現在はドル高圧力が相当高まっているということだ。

この状況においてアメリカが利上げをしたらどうなるか?

そんなのは火を見るよりも明らかである。

もちろん、超ドル高になる。


マーケットは9月のアメリカの利上げ確率を少しずつ織り込み、さらに12月に至っては50%に届こうとしている。

昨年12月の利上げ前の利上げ確率が70%程度あったことを考えると、まだまだこの数字は低いが、マーケットがこれだけ利上げを織り込んでいるということに俺は驚いている。

個人的にはアメリカは結局一度も利上げできずに、最終的には利下げに転じると思っているからだ。


既述したように、この状況(世界中が金融緩和している状況 )でアメリカが利上げしたら、間違いなくアメリカ経済は失速しリセッション入りを余儀なくされるだろう。

そんなことをアメリカが許すわけがない。


以前の記事で俺は12月の利上げ確率について、予測不能と書いたが、BOEが利下げをしたのを見て(さらに今後金融緩和を継続)、アメリカの利上げはなくなったと確信した。


俺は以上の見解を元に相場で玉を増やしていくつもりだ。

(当然、ゴールドは絶好の買場となっている)








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