俺は為替も日経平均、NYダウはほとんどやらないが、値動きは常に注視している。
為替は主にドル円、ユーロドル、ポンドドルの三つだ。
特にドル円の動きは日経平均と連動することが多いので、いつもこれらの相関関係をチェックしている。
(ドル円が下がれば、金価格上昇というのは常識だよな)
ところで、ここ数日の日経平均が妙に底堅いのには気づいているだろうか?
ドル円が軟調であるにも関わらずだ。
これは余りにもあからさまである。
そう、ほぼ間違いなく日銀による株価操作だ。
現在のドル円レートであれば、日経平均は16300円は割っていてもいいはずなのだが、そうなっていない。
日銀が下値を支えている以外に考えられない。
つまり、日銀はやってはいけない「禁じ手」をやってしまっているのだ。
このことは、巷で言われているように日銀の手詰まりをよく示している。
もう日銀にはこれくらいのことしかやれることがないのである。
完全に断末魔の叫びである。
黒田総裁は9月までに今までの緩和政策の検証を行うと言っている。
そして、マーケットに淡い期待を抱かせたわけだが、余程の能天気でない限り、そんなことを真に受けている奴はいないと思う。
9月に何らかの手を打つはずだが、ほぼ100%マーケットの期待に沿うことはないだろう。
従って、日銀などんなことをしてもドル円は暴落していくことになる。
日経平均も日銀により下支えされているが、大きなファンダメンタルズの動きがあれば、そんなもの簡単にすっ飛ぶ。
その時の大暴落はまさしくリーマン級のものになるはずだ。