2016年7月29日金曜日

Brexitで大きなダメージを受けたのはEUではなくイギリス

Brexit's   impact:   So   far,   it's   bad   for   the   U.K.,    not    Europe


最新のニュースだ。


Brexitから約1か月が経過した。

ユーロ圏の消費者マインド指数についての記事なのだが、これによると、EU諸国に比べイギリスの消費者マインド指数が顕著に低下している。







上のグラフを見てくれ。

これは、イギリス、ドイツ、フランスの消費者マインド指数だ。



黒のラインがイギリスで、青とオレンジがそれぞれドイツ、フランスとなっている。

これを見てもわかる通り、Brexit後、イギリスの消費者マインド指数が急落しているのがわかる。

ちなみに、イギリスの消費者マインド指数はイタリアとほぼ変わらない数字なのだが、そのことからもいかに悪化しているかがわかるだろう(イタリアはBrexit前からパッとしない数字だったのだが)。

今後、さらにイギリスがどの程度のダメージを受けるのは未知数だ。

しかし、大方の予想では、ダメージはこれからじわじわと広がっていく。

EUはこれから少なくとも数年はリセッションから抜け出すことはできないだろう。

そして、その経済的影響が米国へと及んでいくことは間違いない。


アメリカの12月利上げ確率が50%以上となっているようだが、Brexitのダメージがボディブローのように効いてくるのは年末から来年にかけてであることを考えると、俺はこの数字は余りにも楽観的だと思っている。







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