NY金~キャピタルゲイン増税案提示を受けて米10年債利回りの上値重たし

2021年4月23日金曜日

19時29分現在の金価格は1785ドル。

本日ここまではやや上値の重たい展開となっている。

まずは日足チャートを見てみよう。

まずはトレンドラインを下抜けできるかどうかがポイント。

そして、このラインを割ってきたら、20EMA、50EMAが次の下値ターゲットとなる。

これら2本の移動平均線は、ほぼ同じ位置にあるため、一旦は反発があると思われる。

次に米10年債利回りの日足チャート。

こちらも軟調な値動き。

下値ターゲットは50EMAである。

このラインはかなり堅いと思っている。

それだけに、ライン下抜けの場合、大きく下落するだろう。

それに伴い、金価格も急伸するはずだ。

最後にファンダメンタルズ。

昨日バイデン大統領はキャピタルゲイン増税案を発表。

これが相場にネガティブな影響を及ぼしている。

所得が100万ドル（約１億800万円）以上の個人に対するキャピタルゲイン税率を現行の20％から39.6％に引き上げる内容。投資収入に対して現在課している付加税を合わせると、キャピタルゲインに対する連邦税の税率は最高で43.4％に達する可能性がある。

この一方を受けて、米10年債利回りはさらに上値が重たくなっている。

取り急ぎ以上！

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