WTI原油~欧州の再ロックダウンで原油価格は下落

おはようさん！

昨日の原油価格は4.64%の下落。

終値は58.84ドルであった。

まずは日足チャートを見てみよう。

直近3日間はボラティリティが拡大している。

昨日の高値は60.86ドル。

一昨日の高値から切り下げてきている。

現在は上値20EMA、下値50EMAのレンジ相場。

このまま徐々にボラティリティが収縮していくと予想している。

次に週足チャート。

もし20EMAまで下落した場合、下値目途は54ドル付近となる。

先述したように、現段階では日足20EMAと50EMAの間のもみ合いになると予想しているが、週足20EMAまでの下落も念頭に置いておくと良いだろう。

インフレ圧力は未だ健在なので、可能性は低いと思われるが・・・。

最後にファンダメンタルズ。

コロナ拡大懸念

欧州でのコロナ変異株感染拡大によるロックダウンが起こっている。

これを受けて、経済の回復が遅延するという思惑が先行し、原油価格が下落しているということだ。

コモンウェルス銀のコモディティーアナリスト、Vivek Dhar氏は、今週はコロナ感染拡大による燃料需要への懸念が相場の重しとなっており、スエズ運河遮断や米ガソリン需要改善といった前日の支援材料はすでにあった燃料需要懸念を和らげないと指摘。「欧州がとりわけ注目されているが、インドやブラジルなど、持続可能な原油需要の伸びに不可欠な新興国でもコロナ感染者は増えている」とした。

また、ドイツのメルケル首相は、イースター前後にロックダウンをする旨発表していたが、各方面から強い批判が出たため、宣言を撤回している。

厳格なロックダウン（都市封鎖）を実施する計画を撤回

今朝は以上！