2021年3月10日水曜日

WTI原油~テキサス州の大寒波の影響は過小評価されている?

 おはようさん!

昨日の原油価格は1.92%の下落。

終値は63.80ドルであった。

まずは日足チャートを見てみよう。




2日続落となっている。

直近2日間の下落幅はおよそ4ドル。

テクニカル的にはレンジ上限に到達していたので、利益確定売りが出たのだろう。

しかし、出来高がそれなりに伴っており、それだけの理由ではなさそうである。

米10年債利回りの上昇が一段落してきたのも影響しているだろう。

米10年債利回りの日足チャートを見てみよう。


一時1.6%を超えてきていたが、昨日はやや強めの調整が入っている。

米長期債利回りの上昇圧力が低下したことを受け、マーケットが逆回転し始めたようである。

しかし、このまま素直に戻るとは思えない。


次にWTI原油の1時間足チャート。


いつものように、NY時間に入ると同時に出来高を伴いながら、下落している。

65ドルを下値目途としていたので、65ドルを割ってきたタイミングでポジションは利確してある。

昨日は安値で引けており、本日も引き続き下落トレンドが継続する可能性が高い。

まずは200EMAでの値動きに注目したい。

また、日足チャートでは20EMAまでの調整が入る可能性もある。

ここまでの下落があれば、ロングで仕掛けていくつもりである。

最後にファンダメンタルズ。

先日、サウジアラビアの石油施設がドローンによる攻撃を受けたが、被害はゼロで特に材料視はされなかった。

また、最近は話題になっていなかったのがテキサスの大寒波。

テキサス州の大寒波

こちらの記事から要旨を抜粋しおこう。

  • トレーダーや業界幹部によると、米国の原油生産の約40%に相当する日量400万バレル余りの生産が現時点で止まっている。
  • トラフィグラ・グループの石油取引共同責任者ベン・ルコック氏は「悪天候のためにテキサス州で失われた原油生産量を市場は過小評価している」と指摘した。

過小評価されているのなら、原油価格の上昇トレンドはもうしばらく続くということになる。

今朝は以上!





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【トレード結果】
  • WTI原油;59.81L×100⇒64.89C
  • NY金;ノートレ

【現在のポジション】
  • WTI原油;ノーポジ
  • NY金;ノーポジ



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