おはようさん!
昨日のNY金の終値は1732ドル。
20EMAを手前にもみ合いが続いている。
まずは日足チャートを見てみよう。
終値ベースで20EMAを割ってきており、まだまだ上値は重たいと考えられる。
しかし、昨日の安値は1721ドルとなっており、下値目途としていた1720ドルを一度も割ってきてない。
もうしばらく、もみ合いが続くと思われる。
想定シナリオは変らず。
ここから再び1700ドルを試してくると予想している。
売りポジは20EMAを明確に上に抜けてきた場合に限りロスカットとする。
目安は直近高値の1755ドル。
次に米10年債利回りの日足チャート。
今週前半は軟調な値動きであったが、週後半にかけて回復傾向にある。
昨日の終値は1.672%となっており、これはほぼ高値引け(@1.681%)である。
週明けは上昇基調が継続し、直近高値を試してくる展開を予想している。
もし、米10年債利回りが直近高値を上に抜けてくれば、金価格は1700ドルを試してくる可能性が高い。
最後にインフレに関する記事を紹介。
- 欧州では需要が伸びにくくなっており、出遅れ感が目立つ中、欧州中央銀行(ECB)にさらなる圧力がかかっている
- インフレ率を高めるという点で、ECBが抱える課題は米国よりも一層困難なものになる
特に注意を引いた文言がこちら。
欧州では、財政面での対応が控えめで、新型コロナウイルスワクチンの接種も遅々として進んでおらず、新たな感染拡大や域内での都市封鎖(ロックダウン)が回復の足かせとなっている。
この中で「欧州は財政面での対応が控えめ」とある。
アメリカはつい先日1.9兆円の財政支援を施行した。
さらに、バイデン政権は3兆円規模の財政政策を発表している。
アメリカの経済は急速に回復している。
しかし、かつてない規模の財政支援を継続的に実施している。
これは、日本の過去30年を見て、「絶対に日本のような状態になってはならない」という覚悟の現れだと思う。
従って、少なくとも年内はアメリカの財政支援は継続すると予想している。
今朝は以上!
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【トレード結果】
- WTI原油;ノートレ
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- NY金;1737.64S×100S