2021年3月27日土曜日

NY金~週明けも20EMAの手前でのもみ合い継続と予想

 おはようさん!

昨日のNY金の終値は1732ドル。

20EMAを手前にもみ合いが続いている。

まずは日足チャートを見てみよう。





終値ベースで20EMAを割ってきており、まだまだ上値は重たいと考えられる。

しかし、昨日の安値は1721ドルとなっており、下値目途としていた1720ドルを一度も割ってきてない。

もうしばらく、もみ合いが続くと思われる。

想定シナリオは変らず。

ここから再び1700ドルを試してくると予想している。

売りポジは20EMAを明確に上に抜けてきた場合に限りロスカットとする。

目安は直近高値の1755ドル。

次に米10年債利回りの日足チャート。


今週前半は軟調な値動きであったが、週後半にかけて回復傾向にある。

昨日の終値は1.672%となっており、これはほぼ高値引け(@1.681%)である。

週明けは上昇基調が継続し、直近高値を試してくる展開を予想している。

もし、米10年債利回りが直近高値を上に抜けてくれば、金価格は1700ドルを試してくる可能性が高い。


最後にインフレに関する記事を紹介。

低インフレ対策の悪いお手本

  • 欧州では需要が伸びにくくなっており、出遅れ感が目立つ中、欧州中央銀行(ECB)にさらなる圧力がかかっている
  • インフレ率を高めるという点で、ECBが抱える課題は米国よりも一層困難なものになる

特に注意を引いた文言がこちら。

欧州では、財政面での対応が控えめで、新型コロナウイルスワクチンの接種も遅々として進んでおらず、新たな感染拡大や域内での都市封鎖(ロックダウン)が回復の足かせとなっている。
この中で「欧州は財政面での対応が控えめ」とある。

アメリカはつい先日1.9兆円の財政支援を施行した。

さらに、バイデン政権は3兆円規模の財政政策を発表している。

アメリカの経済は急速に回復している。

しかし、かつてない規模の財政支援を継続的に実施している。

これは、日本の過去30年を見て、「絶対に日本のような状態になってはならない」という覚悟の現れだと思う。

従って、少なくとも年内はアメリカの財政支援は継続すると予想している。

今朝は以上!


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