NY金~米10年債利回りは遅かれ早かれ2%に

おはようさん！

先週のNY金の終値は1732ドルであった。

週足ローソク足は陰線引け。

まずは週足チャートを見てみよう。

先週の高値は1747ドル、安値は1721ドルであった。

ボラティリティが低く方向感のない値動きに終始。

安値は先々週から切り上がってきており、底堅さは感じられる。

サポートラインは1720ドル。

ここを割ってきたら下落の勢いが加速する可能性が高い。

次に月足チャート。

20EMAを割り込む場面も見られたが、下髭が長いローソク足となっている。

20EMAはかなり意識されていると考えられているはず。

おそらく、このラインでサポートされると思われる。

しかし、強く意識されている分、割った時の下げはきつくなるはずだ。

最後に米10年債利回りの月足チャート。

4カ月連続陽線ローソク足となっている。

現在は50EMA付近を推移中。

しかし、おそらくここは通過点。

Fedはインフレをしばらく容認するはずであり、2%までは上昇してくる可能性が高い。

米フィラデルフィア連銀のハーカー総裁は、今後のインフレ推移について、以下のように述べている。

インフレ率に関するわれわれの予想は徐々に２％に上昇するというもので、今年２％を上回る水準に届かせるのが目標だ。われわれの予想は2.1％程度への上昇で、手に負えなくなるとはみていない

従って、Fedはインフレが2%程度まで上昇するまで、静観するということ。

2%に達したら、何らかのアクションを起こす可能性が高い。

米10年債利回りの上昇はもうしばらく続くと考えるのが妥当である。

今朝は以上！

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