おはようさん!
先週の原油価格は史上初のマイナスとなる場面もあり、波乱の原油市場であった。
先週末の終値は17.31ドル。
チャート分析はほぼ意味をなさないが、とりあえず週足チャートを見てみよう。
このチャートでは安値は0ドルとなっているが、実際はマイナス40ドル付近まで下落している。
現在の原油市場の環境はすこぶる悪い。
そして、この状況はしばらく収まりそうもない。
現在の原油市場を取り巻く状況については、こちらの記事がとてもよくまとめられている。
先週の原油価格急落の要因の一つは、世界の原油貯蔵能力の問題である。
需要が供給を上回れば、余った原油はどこかに貯蔵する必要がある。
しかし、現在その貯蔵能力の限界が近いという状況だ。
原油の貯蔵には主に以下の2つの方法がある。
【トレード結果】
先週の原油価格は史上初のマイナスとなる場面もあり、波乱の原油市場であった。
先週末の終値は17.31ドル。
チャート分析はほぼ意味をなさないが、とりあえず週足チャートを見てみよう。
このチャートでは安値は0ドルとなっているが、実際はマイナス40ドル付近まで下落している。
現在の原油市場の環境はすこぶる悪い。
- OPECとOPEC+による協調減産は日量970万バレル
- コロナショックによる原油需要の大幅な減少
- 原油需給バランスのためには日量で最低でも2000万バレルの減産が必須
現況はこのような感じとなる。
そして、この状況はしばらく収まりそうもない。
現在の原油市場を取り巻く状況については、こちらの記事がとてもよくまとめられている。
原油貯蔵、猶予は2カ月 価格再びマイナスも https://t.co/BTBE0eACTc— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) April 25, 2020
先週の原油価格急落の要因の一つは、世界の原油貯蔵能力の問題である。
需要が供給を上回れば、余った原油はどこかに貯蔵する必要がある。
しかし、現在その貯蔵能力の限界が近いという状況だ。
原油の貯蔵には主に以下の2つの方法がある。
- 陸上タンク
- 洋上タンク(タンカー船)
上のリンク記事によれば、陸上タンクは6月には貯蔵能力の8割に達してしまう計算だ。
経済活動の再開は手探りで需要の急回復は見込めず、6月にもタンク容量の上限を超えかねない情勢だ。
また、洋上タンカーも現段階で1億2000万バレルが貯蔵と試算されており、限界に近い状況である。
また、世界一の産油国であるアメリカも今すぐに減産することは難しい。
アメリカでは油井からの原油とシェールオイルの2種類が採掘されている。
既存の油井からは常時原油が噴出しており、これを止めることは事実上できない。一方、シェールオイルは法律上減産させることができない。
従って、アメリカが減産に踏み切るという選択肢はなし(トランプの超法規的介入があれば別の話)。
従って、原油価格はしばらく下押し圧力が強く働くのではないかと思っている。
少なくとも6月頃までは今の状況が続くのではないだろうか。
今朝は以上!
【トレード結果】
- WTI原油;ノートレ
- NY金;ノートレ
- WTI原油;ノーポジ
- NY金;1686.32×200、1688.31×100、1722.28L×100、1715.77×100、1714.20×100