米10年債利回り底割れで景気後退の足音が近づく

2019年5月29日水曜日

米10年債利回りの下落の勢いが加速している。

19時41分現在、米10年債利回りは2.286％となっている。

サポートラインを下にブレイクアウトした模様だ。

日足チャートを見てみよう。

チャネル上限にタッチした後、下落トレンドが続いている。

しかし、短期足では直近の安値を割り込んできている。底割れしている形である。

4時間足チャートを見てみよう。

2.29%のサポートラインを完全に下方にブレイクしているのがわかると思う。

いよいよ、景気後退が近づいていることを示唆している。

景気のサイクルは、以下の通り。

景気は上記のサイクルを繰り返す。

業績相場では、企業の業績が右肩上がりとなる。それに伴い、長期金利も上昇していく。

しかし、現在は長期金利が徐々に下落してきている。つまり、業績相場の終焉を迎えているということだ。

よって、この後に迫っているのは景気後退である。

ドル円も同様に上値が重たい値動きとなっている。

109円のサポートはかろうじて維持できているが、ここを割ってきた場合、下落の勢いは加速する可能性が高い。

しかし、金価格も上値が重たい展開。

こちらは日足チャート。

50日MAがレジスタンスとなっている。非常に弱い値動き。

とりあえずの下値目途は1270ドル台前半。

取り急ぎ以上！

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