おはようさん!
昨日も引き続きレンジの展開。ボラティリティが低下気味。
値動きに方向感はない。
早速、日足チャートを見てみよう。
昨日の高値は64.8ドル。節目の65ドルが未だ強力な抵抗帯となっている。もう少し値固めが必要なのだろう。
現在のサポートは63ドル付近にあると思われる。
63ドルの下側には20日MAが控えている。
現在の想定シナリオは、20日MAでサポートされ上昇に転じるというもの。
つまり、ここがエントリーポイントとなる。
ゴールデンクロス
昨日、とうとう50日MAが200日MAを上にクロスした。もう一つの買いシグナルであるゴールデンクロスの発生だ。
上は日足チャートを拡大したものである。
破線で囲ってある部分でゴールデンクロスが発生している。
しかし、エントリーはまだしていない。
午前7時34分現在、昨日の流れを受けて下落基調となっているが、下げ止まるようならエントリーをしたいと思っている。
上値目途
それでは、仮にここでエントリーした場合の上値目途を確認しておく。
上は日足チャートを縮小したもの(期間を長く表示したもの)である。
65ドルをブレイクアウトした場合、66ドル付近までは難なく上昇しそうである。
しかし、66ドルはそれほど強い抵抗帯ではなさそうである。
ちなみに、66ドルの上側にある抵抗帯は67.5ドルだ。
ファンダメンタルズ
リビア情勢
現在、リビアでは内戦が激化している。リビア国民軍(LNA)が、首都であるトリポリに迫ってきている。予定されていた大統領選は延期。内戦の激化でそれどころではない状況である。
そのため、リビアの原油生産量は減少傾向にある。戦闘がこれ以上激化した場合、原油価格に影響を及ぼしてくる可能性がある。
また、リビアの混乱に乗じて、一時鎮静化していた過激派組織「イスラム国」が活動を活発化させる兆しがある。
アルジェリアの政治的混乱
アルジェリアでは既存の政治体制の転換を要求した抗議デモが勃発。政治的混乱が続いている。
エクソンモービルは、アルジェリアの炭化水素公社と予定していた仮契約を見送っている。
アルジェリアの不安定な政治情勢が、原油生産に影響を及ぼすと見られている。
ベネズエラ
アメリカによる経済制裁の影響で、ベネズエラの原油生産量は日に日に減少している。石油関連施設への設備投資不足が、原油生産量の減少に大きく影響している。
経済制裁が続く限り、ベネズエラの原油生産量は先細りしていくと思われる。
イラン
イランもアメリカによる経済制裁を受けている。
しかし、トランプ大統領は原油高を懸念して、180日の緩和期間を設定した。8か国限定でイランからの原油輸入を容認している。
ただ、緩和期間が終了(5月初旬)した場合、原油価格は暴騰する可能性がある。