2019年3月13日水曜日

『合意なきブレグジット』が可決されたら欧州発の金融危機が勃発

英国のブレグジットが佳境を迎えている。

昨日(3月12日)はブレグジットの修正合意案を問う『重要な投票』が行われた。



しかし、結果は「賛成242」に対し「反対391」で否決された。

昨日の英国議会の模様は以下で見ることができる。



メイ首相の声の枯れ具合が痛々しい。

英国議会は本日(3月13日)に『合意なきブレグジット』の投票を行うことになっている。

万が一、これが可決された場合、3月29日に英国は『合意なきブレグジット』を行うことになる。

市場は合意なきブレグジットを織り込んでいないし、その可能性は極めて低いと考えられている。

ただし、トランプ大統領誕生のときもそうだったが、相場ではしばしば「想定外」のことが起こる。確率は極めて低いが、その可能性も含めて相場に向かう必要がある。

市場の予想通りに『合意なきブレグジット』が否決された場合、明日3月14日(木)に『ブレグジットの延長を問うための投票』が行われることになる。

おそらく、これは可決されることになるだろう。




以上を時系列でまとめると以下のようになる。



まさかの『ハードブレグジット』なら金価格は「一時的に」上昇するだろう。

しかし、欧州発の金融危機へと発展した場合、金価格は暴落することを念頭に置いておくべきだ。

なぜなら、ハードブレグジットは『有事』だからだ。この件に関しては、以下の記事で解説している。参照されたし。

参考記事;有事の金!? 金先物価格の歩みを40年チャートで振り返る


取り急ぎ。







【昨日のトレード結果】
  • WTI原油;ノートレ
  • NY金;ノートレ

【現在のポジション】
  • WTI原油;ノーポジ
  • NY金;1241L×100、1243L×75
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