2019年3月10日日曜日

ヘッドアンドショルダーズの特徴と「売りのタイミング」について

ヘッドアンドショルダーズは、3つの山(1つの頭と左右の肩)によって形成される。

しばしば出現するチャートパターンであり、売りのサインだ。今回の記事ではヘッドアンドショルダーズの特徴と「売りのタイミング」について解説する。


下のチャートは典型的なヘッドアンドショルダーズである(『マーケットのテクニカル分析』より)。







ヘッドアンドショルダーズの特徴


  1. 左肩(A)、ヘッド(C)、右肩(B)の3つの山によって形成される。
  2. ヘッドは両肩よりも高い。
  3. 右肩は左肩よりも低くなければならない。
  4. 左肩と右肩の天井では出来高は減少する。
  5. ネックラインを下方放れした後、それを再度上方ブレイクすることはない(G)。


ヘッド形成のサイン

左肩の出来高に比べ、ヘッドの出来高はやや減少する。しかし、ヘッドは左肩の高値を大きく上放れする。

さらに、ヘッド形成後の下落局面では、出来高が増えることも特徴の一つである。

従って、ヘッド形成のサインは以下の2点となる。

  1. ヘッドの出来高<左肩の出来高
  2. ヘッドからの下落局面で出来高増





売りのタイミング

ヘッド(C)で売ることができれば一番良い。

しかし、この時点ではヘッドアンドショルダーズの形成は、予想はできても確信はできない。従って、ヘッドで売ることは非常に困難である。

つまり、売りの最善のタイミングは右肩のトップとなる。

ヘッドアンドショルダーズの特徴の項に書いてあるように、右肩は左肩よりも低くなければならない。

右肩のトップへ向かって上昇しているとき、左肩のトップ前の価格帯で失速し始めるのに気づく必要がある。

その際の兆候は以下の2つだ。
  • 出来高の減少
  • 小さな戻りを3~4回付ける
このサインが出た場合、『売り』となる。




【昨日のトレード結果】
  • WTI原油;ノートレ
  • NY金;ノートレ

【現在のポジション】
  • WTI原油;ノーポジ
  • NY金;1241L×100、1243L×75、1291L×100、1292L×50
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