2018年12月22日土曜日

内部崩壊への道を突き進むトランプ政権

つい先週、マティス国防長官が辞意を表明。

そして、本日入ってきた報道によると、トランプはパウエルFRB議長を解任させるべく画策しているそうだ。




マティス国防長官の辞意表明に関する記事




上の記事に書かれてあるマティス国防長官の言葉をよく読んでみるとよいだろう。

彼が最も憂いているのは、トランプによる同盟国軽視の態度である。

マティス国防長官の言葉をいくつか抜粋してみたい。

国家としての強みは同盟やパートナーシップという唯一無二で包括的な概念と緊密に結びついていると私は固く信じています。
同盟国に敬意を払い、悪意に満ちた者や戦略的な競争相手に注意を払うべきだという私の考えは、こうした問題に取り組んだ私の40年以上(の経験)に基づき、培われたものです。
我々は同盟という結束によって強くなるのです。

俺のツイッターのコメントにもあるように、トランプ政権はマティス国防長官を失うことで大きな痛手を被ることになる。

彼の辞任をきっかけに、大きな流れができる可能性もある。

そうなったら、トランプ政権が内部崩壊するのも時間の問題である。

その時こそが、本格的なNY市場の崩れにつながるのではないだろうか(もちろん、その流れは世界に影響を及ぼす)。




ちなみに、これまでにトランプ政権を去った要人は以下の通りである。


  1. イエーツ司法長官代行(2017年1月20日~同年1月30日)
  2. フリン大統領補佐官(2017年1月20日~同年2月13日)
  3. コミーFBI長官(2013年9月14日~2017年5月9日)
  4. ダブキ広報部長(2017年3月6日~同年6月2日)
  5. スパイサー報道官(2017年1月20日~同年7月21日)
  6. プリーバス首席補佐官(2017年1月20日~同年7月31日)
  7. スカラムッチ広報部長(2017年7月21日~同年7月31日)
  8. バノン大統領首席戦略官(2017年1月20日~同年8月18日)
  9. ゴルカ大統領副補佐官
  10. プライス厚生長官



こちらはFRB議長解任議論に関する記事


どうやら、トランプは今回の利上げが相当気に入らなかったようだ。

利上げ前に執拗に利上げ批判を繰り返していたからな。

ただ、彼にはパウエル議長を解任させる権限はない。

個人的には今回の利上げは必要であったし、適切な判断であったと思う。

今回はたとえ利上げをしなかったとしても、同じように(いや、もしかしたらそれ以上に)アメリカ株は下げたと思っている。

なぜなら、利上げを中止した場合、市場には「利上げできないほどアメリカ景気はやばい」という観測が広がるからだ。

何度も書いているが、俺は彼がアルツハイマー病を患っていると思っている。

それにしても、トランプの暴走が止まらない。

取り急ぎ。







【昨日のトレード結果】
  • WTI原油;ノートレ
  • NY金;ノートレ

【現在のポジション】
  • WTI原油;47.2S×50
  • NY金;1241L×100、1243L×75

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