たまには長期足でチャートをみてみよう。
55ドルでラインを引いてある。
このチャートを見れば、いかに55ドルが強力な抵抗帯であるかがわかると思う。
これが、現在の想定レンジ上限を55ドルにしている根拠である。
それでは、原油価格が今後55ドルを超えてくることはあるのか・・・
もちろん、そのような可能性はある。
中東情勢は今注視すべき原油価格暴騰要因である。
シェールオイルのリグ稼働数も頭打ちになりつつあり、これも原油価格の上昇圧力を高める要因になっている。
(実はアメリカは現在、シェールから太陽エネルギーへと急速にシフトしている。これについては機を改めて記事にすることとする)
しかし、現在の原油市場は下落要因の方が優位ではないかと思われる。
それらは、サウジアラムコの上場、原油産油国の協調減産、電気自動車へのシフト等々・・・
さらに、これはまだ先の話になるが、今後『エネルギー革命』が起こる可能性がある。
具体的には今後エネルギー価格が限りなくゼロに近づいていくのだ。
今後、人類は太陽光エネルギーをもっと効率よく利用できるようになってくるからだ。
従って、原油価格は地政学的リスクなどの何か突発的な事態がない限り、大きく上値を伸ばす可能性は低い。
直近では55ドルでの反転下落を狙うという方針で変わりなし。
週明けの原油価格の値動きに期待。
応援ポチを忘れないでくれよ!