NY金~ドル指数と米10年債利回りの解離

NY金価格に大きく影響する因子として、ドル指数と米10年債利回りがある。

これらの指数は共に比例関係にある。



つまり、ドル指数が上がれば（ドル高）、米10年債利回りも上がるという具合だ。

しかし、これら両者に解離が認められている。

今のレベルの米10年債利回りに対して、余りにもドル安が進行しているという状況である。

以前の記事にも書いたが、最近のドル安はトランプ大統領の支持率とも連動しており、ドル安の進行はトランプの支持率低下を表している。

この恩恵を受けているのが金価格である。

ドル安による割安感からNY金が買われているのだ。

そして、今日もドル安が進行している（現在93ポイントを割り込み、92.8ポイントで推移中）。

現在、2016年5月以来のドル安となっており、ここからいつ反転してもおかしくない状況である。

（この時は5月3日に最安値91.92ポイントを付けており、ここをボトムに上昇に転じている）

2016年5月のNY金価格はおよそ1300ドルであった。

2016年5月1日の1303ドルをピークに一旦大き目の調整が入っていることに注目すべきである。

（同じ時期、ドル高に転換している）




従って、今回もドル指数が反転上昇するならば（ドル高に転換）、1300ドル近辺で一旦調整が入ってもおかしくないと考えられる。

（そのように考えるのが理にかなっている）

現在のポジションの利確ポイントの参考にして欲しい。

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