2016年11月13日日曜日

12月4日のイタリア国民投票が鍵を握っている

おはよう!

俺が今注視しているのは、12月4日に実施されるイタリアの国民投票である。



これはイタリアの憲法改正を問う国民投票だ。

この法案は上院の権限を弱め、不信任投票をできないようにする法律である。

ちなみに、イタリア議会はこの法案を既に承認済みだ。




レンツィ首相は、この法案によって、より安定した政権維持を目指すとしている。

(ちなみに、イタリアの政権は5年以上続いたことがない)

この法案が国民投票で承認されれば、レンツィ政権はより安定し、現在イタリアが直面する(するであろう)問題に腰を据えて取り組めるはずである。

そして、彼曰く「もし国民投票でこの法案にノーが突き付けられたら辞任する」と言っている。


ご存じのようにイタリアは銀行の債務問題(モンテパスキなど)を抱えている。

ユーロにとっては爆弾を抱えているようなものである。

もし、これが爆発したら、ユーロ圏のあちこちに飛び火する可能性をはらんでいるのだ。


レンツィ首相が辞任することにより、この爆弾処理が遅れる可能性がある。

今回の国民投票によりレンツィ首相が辞任したら、当然ながら市場はそれを良しとはしないだろう。

つまり、市場が最も嫌う不確定要素が一つ増えることになるのだ。


今年はBrexitを皮切りに先週のトランプショックと「まさか」が続いている。

今回のイタリアにおける国民投票も「まさか」が起こる可能性は十分にあるのだ。

世界の流れ的には、レンツィ首相が辞任という方向だろうな・・・・


応援ポチを忘れないでくれよ!
今朝も15位だぜ!いつもありがとう!!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓
にほんブログ村 先物取引ブログへ