2016年10月23日日曜日

NY金~昨年同時期のチャートから学ぶ

2015年11月から2016年1月にかけてのチャートを復習したいと思う。

まずはこれを見てほしい。


4時間足チャートにフィナボッチラインを入れてある。


2015年12月2日は米雇用統計が発表された日である。

この日を境に金価格は急進している。

その後、12月16日向け徐々に値を切り下げ、17日に再度急進。

この日は実際にFOMCで利上げが行われた日である。


昨年は米雇用統計の日とFOMC利上げ発表の日において金価格は底を打っているのだ。

そして、およそ20ドルのリバウンドを繰り返し、FOMC後はご存じの通りだ。

この20ドルというのは、フィナボッチラインの23.8%戻りとおよそ合致している。


12月2日の時点で市場が完全に利上げを織り込んでいれば、そのままリバウンドせず金価格は上昇トレンドを継続してもおかしくないのだが、そうはならなかった。

(この時点での利上げ織り込みは70%を超えていた)


今年は昨年よりも若干織り込みが早いような感じである。

従って、昨年と完全に同じような価格推移はしないだろう。


それでは、現在の日足チャートを見てみよう。



こちらにもフィナボッチラインを入れてある。

1240ドルを付けて反転上昇している。ただ、これは若干オーバーシュート気味なので、ボトムを1250ドルとしよう(最下部の青ライン)。

反転した後、しばらく1250ドル~1260ドルのレンジが継続していたが、最近は1260ドル~1270ドルのレンジに切り上がっている。

おそらく、この状態が12月まで継続するのではないだろうか。

つまり、レンジ相場があと2か月ほど展開されると俺は読んでいる。


しかし、昨年と同様の値動きをするとは限らない。

市場が利上げを織り込んでいたとしたら、このまま徐々に切り上げていくことだろう。

そして、万が一、利上げ延期にでもなったら、爆上げする。

従って、今の内から少しずつポジションを持っておくのが良いだろう。

さらに下押しするようなら、そこで拾っていけばよいだけの話である。

ただ、マイナス20ドル~30ドル程度のドローダウンに耐えられるようにポジションを調整しておくように。


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