2016年10月29日土曜日

12月の米利上げ前に一波乱の予感

少し前の記事だが、日経オンラインにこんなのがある。

利上げに残る政治ハードル 





この記事では、利上げ前の不確定要素として二点上げてある。

一つ目は米大統領選。

そして、二つ目はイタリアの国民投票だ。


米大統領選は言わずと知れたトランプリスク。

現段階ではクリントン優勢のようだが、昨日のメール問題報道など、まだまだ安心はできない。

トランプ側(またはロシア側)からの何らかのリークがあるかもしれないしな。


12月4日にはイタリアで憲法改正法案の国民投票が行われる。

レンツィ首相は、「否決されれば辞任」を公言している。

しかし、イタリアは現在、モンテパスキなど銀行の不良債権問題が未だ解決されていない。

このタイミングで首相退任となれば、混乱はイタリア国内だけにとどまらず、世界中にリスクオフムードが広がる。

当然ながら、アメリカは利上げどころではなくなるだろう。


今年半ば、アメリカが利上げを断念した理由の一つがBrexitだった。

レンツィ首相が辞任すれば、Brexitと似たような状況になる可能性大だ。


12月4日も要注視であることを覚えておいて欲しい。



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