2016年7月26日火曜日

そろそろマーケットはネガティブ材料に目を向け始めるころ




ここ2週間ほど日経平均もNYダウもまさにうなぎ上りだったな。

マーケットは完全にリスクオンとなっている。

そして、ここにきて頭が重い展開が続いている。




マーケット関連のニュースも良いことばかりを取り上げ、Brexitのことなど遠い過去のようになっている。

ファンダメンタルズというのは面白いもので、我々が意識を向けた方向に傾く。

俺が言いたいことは、事実・現象として起こっていても我々が意識を向けなければなかったことになってしまうのだ。

そう、存在しないことと同じ。


しかし、これだけポジティブ材料(特にアメリカの経済指標)が出てくると、中には「そろそろネガティブなことがでてくるじゃね?」と思い始めるのが増えてくる。

すると、面白いことにネガティブな材料がじわじわと現れてくるのだ。

しかし、勘違いしないでほしい。ネガティブ材料は既にそこにあったのだが、見えていなかっただけ。見て見ぬふりをしていただけなのだ。

ヨーロッパに目を向ければ火種はたくさんある。


相場というのは、上がるときはじわじわだが、下げる時は一気に行く。

その背景にあるのが、「恐怖」だからだ。

俺は、そろそろマーケットはネガティブ材料に目を向け始めるころではないかと思っている(何でもサイクルがあるからな)。


南欧諸国の不良債権問題は、現在進行形であることを決して忘れてはいけない。

いつか爆発するだろう。

それがいつかはわからないが・・・・



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