NY金~米10年債利回り上昇基調継続なら金価格はさらに下値を追う展開に

2021年4月15日木曜日

おはようさん！

昨日のNY金の終値は1736ドルであった。

レンジ下限で引けている。

まずは日足チャートを見てみよう。

昨日の安値は1732ドルであった。

20EMAを試した後やや戻している形。

このラインは強く意識されているため、大きな材料が出ないとなかなか割ってくることができないようだ。

昨日は米10年債利回りの上昇も限定的となっており、こちらが本格的な上昇基調を取り戻してくれば、NY金の売り圧力もさらに増してくるはずである。

次に米10年債利回りの日足チャートを見てみよう。

昨日の米10年債利回りは、小幅上昇に留まっている。

直近の値動きはレンジ下限1.6%、上限1.8%のレンジ相場となっている。

現在はレンジ下限付近。

ここからさらに下値を追う展開もあり得るが、可能性としては低い。

よって、本日はレンジ上限に向けて上昇基調になると予想している。

最後にファンダメンタルズ。

週間失業保険申請件数

本日は失業保険申請件数と小売売上高統計の発表がある。

小売売上高が上振れした場合、直感的には米債に弱気な影
響を与えるだろうが、景気の加速は予想されており、市場の多くはすで
にある程度ポジションを取っているだろう

おそらく、予想から相当乖離した結果出ない限り、長期債利回りにはそれほど大きなインパクトはないと思われる。

今朝は以上！

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