先週の金価格の終り縁は1745ドル。
これで2週続伸となっている。
今朝は週足チャートを見てみよう。
この2週間の上場幅は90ドル弱に達している。
米10年債利回りの上昇が止まらないため、もう一度100EMAを試してくると予想していたが、ここまでのところ誤算となっている。
先週取ったショートポジは、明日の値動き次第ではロスカットしなければならない。
その場合、ドテン買いである。
次に月足チャート。
ここまでのところ長い下髭付きのローソク足を形成している。
今月初頭は軟調な値動きであったが、後半にかけて大きく上値を伸ばしてきている。
今月の安値は1676ドルであるが、さすがに1700ドルを割れてくると割安感が出てくるのだろう。
そして、米10年債利回りの週足チャート。
既に200EMAを上抜けしてきており、ここからさらに上値を追う値動きとなる可能性が高い。
現在の上値ターゲットは2%。
再三書いているが、2%を超えてきた場合、マーケットが荒れると予想。
米10年債利回りの上昇に株価が反応を示さなくなるまで、もう少し時間がかかりそうである。
最後にインフレについて。
インフレについては、今後12カ月間での世界のインフレ見通しで「上昇する」から「低下する」を引いた割合が93ポイントと、同調査として過去最高を記録した。今後の世界景気の回復軌道として「V字」と答える割合は48%に増え、「U字・W字」を初めて上回った。
市場はインフレがかなりのスピードで進行すると予想しているようだ。
しかし、先週の市場の値動きは、米長期債に対してやや反応が薄くなっているような印象である。
もうしばらく、ボラティリティが高い展開は続くであろうが、徐々に落ち着きを取り戻してくるだろう。
今朝は以上！
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【トレード結果】
- WTI原油；62.89L×100⇒61.45LC
- NY金；ノートレ
- WTI原油；ノーポジ
- NY金；1737.64S×100S
