2021年3月5日金曜日

NY金~パウエル議長のインフレ容認発言で米長期金利上昇

 昨日のNY金の終値は1697ドル。

とうとう、終値ベースで1700ドルを割ってきた。

米長期金利次第であるが、さらなる一段安の可能性が出てきたと思う。

まずは週足チャートを見てみよう。




昨日の安値は1690ドル。

下値目途としていた100EMAの手前まで下落してきている。

もし、このラインを割ってきたら1670ドルが次の下値ターゲットとなる。

最悪のシナリオとしては、200EMAまでの下落。

そうなると、1500ドル台前半までの強烈な下げとなる。

いずれにせよ、米長期金利が安定しなければ、今の市場の状況は改善しないだろう。

次に米10年債利回りの日足チャートを見てみよう。


こちらは1.5ポイントを終値ベースで抜けてきている。

直近高値も超えてきており、ますます上昇の勢いが加速している状況である。

やはり、1.8ポイントから1.9ポイント付近までの上昇は避けられないようである。

まずは200EMAが上値目途となる(1.7ポイント付近)。

NY金はさらなる下落を覚悟しなければならないだろう。


最後にファンダメンタルズ。

昨日はパウエル氏が現在の経済状況と今後の展望について、発言をしている。

以下のリンク記事にまとめられているので、一読をお勧めする。

パウエルFRB議長の発言要旨

この中で特にインフレに関して言及しているものを抜粋しておく。

  • 根深い低インフレ期待が変化するとは考えにくい
  • インフレ上昇は一時的の公算大
  • FRBはインフレ目標達成へ手段を駆使
  • インフレの一時的上昇見られた場合、忍耐強く対応
  • 財務状況の根強い逼迫なら懸念
  • 利上げ検討には最大雇用の達成と、インフレ率が2%に到達し、それを上回る水準に向かうことを確認する必要
  • インフレ期待の抑制に向け、FRBは政策手段を講じる考え

全般的にはインフレをある程度容認すると受け取れる。

一般的にインフレは株価にとってポジティブ。

しかし、急激なインフレは一時的に株価にはマイナスに作用することがある。

現在、特にグロース株へのダメージが大きくなっている。


ナスダックは直近の3週間で既に11%の下落となっている。

今朝は以上!



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