NY金~1700ドルを死守できるかどうかの正念場

昨日のNY金の終値は1710ドルであった。

下げ足を加速させている。

安値は1700ドル手前まで迫ってきており、今日は踏ん張りどころだろう。

まずは日足チャートを見てみよう。

昨日の安値は1701ドル。

1700ドルを試す前に反発しているが、大きな出来高を伴う下落となっており、本日もこのまま上値の重たい展開が続くと予想している。

1700ドルを割ってくる可能性が高いと思われるが、このタイミングでのショートはやや怖い。

しかし、タイミングを見てショートのチャンスも伺いたいと思う。

1700ドルを割ってきた場合、1670ドルから1680ドル付近までの下落を想定している。

次に週足チャート。

100EMAが1670ドル。

そして、色付け領域のレンジ下限が1665ドル。

従って、1700ドル割れの場合、下値目途はこの付近になる。

今後のNY金の値動きは、米10年債利回りの値動き次第である。

昨日は再び上昇トレンドを再開させている。

ほぼ高値引けとなっており、本日は再び1.5ポイントを試してくる可能性が高い。

もし、NY金が1700ドル割れするなら、米10年債利回りが1.5ポイントを上に抜けてくるタイミングであろう。

最後にファンダメンタルズ。

ニューヨーク金相場は反落。米国債利回りが上昇し、景気回復が意識される中、金の投資妙味が低下した。コメルツ銀行のアナリスト、カルシュテン・フリッチ氏は、利回り上昇とドル高が「このところの金相場には悪い組み合わせ」になっていると述べた。

長期金利の上昇が落ち着いてくれない限り、市場の不安定性は改善されない。

もう少しの辛抱である（と思いたい）。

今朝は以上！

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