2019年4月24日水曜日

NY金~米長期債利回り低下にも関わらず金価格が下落している理由

オッス!

NY金は続落。

一時、1270ドルを割り込み、1266ドルまで下落する場面も見られた。

昨日の全ポジション決済は大正解であったようだ(ここまでは)。


テクニカル分析

まずは日足チャートを見てみよう。





破線で示したようなチャネルを想定。

現在はチャネル下限を這うように推移しているが、このラインを割ってくるようなら、さらにもう一つ下に控えているサポートラインまでの下落もあり得る。

そうなると、1250ドルも視野に入ってくる。

全てのポジションを決済した今、できる限り下側に引き付けたいところ。そして、再度ポジションを構築していく。目線は変らずロングである。

次に4時間足チャート。


直近のボックスを下方にブレイクアウトしている。よって、ボックス下限の1270ドルはレジスタンスとして機能するはずだ。

本日のポイントは昨日の安値1266ドルだ。

このレベルを維持できずにさらに下値を追う展開になれば、1250ドルも現実味を帯びてくる。



ファンダメンタルズ分析

現在は世界的に金融緩和状態である。市場に大量の金が流れ込んできており、「カネ余り」が起こりつつある。

余ったかねは、投機マネーとなる。つまり、リスク資産への資金投下だ。

長期金利が低下しているにも関わらず、ドルは依然として高値を維持しているのは、相場が投機化していることの証左である。

米10年債利回り日足チャート;依然として低いレベルで推移

通常、米10年債利回りの低下は金価格には上昇圧力となるはずだが、現在はそうはなっていない。

これは、緩和マネーが投機に使われているからである。安全資産と考えられている金からは、逆に資金流出が起こる。

今の状況はバブルの始まりかもしれない。しかし、バブルはいつかは弾ける。

そのときは、世界中を巻き込む金融危機となるかもしれない。注意しなければならないのは、そのような状況の場合、『有事の金』と言われる金価格にも下押し圧力がかかるということだ。

金融危機で金価格が下落するメカニズムについては、以下の記事を参照されたし。

参考記事;有事の金!? 金先物価格の歩みを40年チャートで振り返る


以上!







【本日のトレード結果】
  • WTI原油;ノートレ
  • NY金;ノートレ

【現在のポジション】
  • WTI原油;65.5L×100、65.9L×200
  • NY金;ノーポジ
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