2019年3月27日水曜日

『逆イールド』とは何か?逆イールドが発生するメカニズムについて

逆イールドが発生している。最近、相場で一番ホットな話題である。

逆イールドとは、「短期国債の利回りが長期国債の利回りよりも大きくなること」である。

逆イールドがなぜホットな話題なのかと言うと、景気後退(リセッション)入りの先行指標として有名だからである。

ただし、逆イールドが発生したからといって、すぐに景気後退入りするというわけではない。



過去の歴史から、逆イールドが発生してから本格的な景気後退入りするまでにおよそ6カ月から1年程度のタイムラグがある。

また、逆イールドが3カ月以上継続した場合にリセッション入りする可能性が高いと言われている。



10年物国債利回り vs 3カ月物国債利回り

それでは、短期国債と長期国債の利回りの推移を見てみることにする。


ソース;日経新聞電子版

これは10年物と3カ月物の国債利回りの推移を比較したグラフである。

鼠色の期間が景気後退期である。

このグラフを見てもわかるように、景気後退期に入る前に必ず「逆イールド」が発生している。



逆イールドが発生する原因

原因について説明する前に短期国債と長期国債の金利について、それぞれの特徴を簡潔に解説しておく。

短期国債金利は、各国の中央銀行が決めるFFレート(政策金利)からの影響をダイレクトに受ける。

一方、長期国債金利は、それが長期になればなるほど、相場参加者の思惑から影響を受けやすい傾向がある。

もう少し具体的に説明してみよう。

相場参加者がリセッション入りを強く意識した場合、長期国債利回りは低下することになる。

なぜなら、投資家はリスクを恐れるからだ。長期国債利回りの方が低いにも関わらず、そちらを選ぶということは、投資家が短期の経済見通しが悪いと判断しているからである。

リセッション入りへの思惑(この場合、不安や恐怖)が強まれば強まるほど、長期国債利回り(例えば米10年債利回り)はどんどん下落していくのである。

つまり、逆イールドが発生しているということは、投資家が市場に対して不信感を持っていることの証左とも言える。

すると、ある時点において短期金利よりも低いレートになり、逆イールドが発生するのだ。

これが、逆イールドが発生するメカニズムである。また、リセッション入りが近づいていることのサインでもあるのだ。



なぜ逆イールドが問題なのか

以上までの説明で逆イールドの発生が、問題となることはある程度理解できたと思う。

ここでは、もう少し別のアングルから逆イールドとリセッション入りの連動性について解説しておこう。

短期国債利回りが上がるということは、借り入れコストが上がるということだ(当たり前の話だが)。

つまり、個人がお金を借りる際、より多くの利子を払わなければならないことになる。利子が高くなれば、必然的に消費も冷え込むことになる。つまり景気の後退である。

ちなみに、アメリカのGDPの約2/3は個人消費で占められている。それだけ、経済への影響が大きい。

この景気の悪循環が始まってしまうと、景気は徐々に悪化、もちろん失業率も悪化していくのである。



【本日のトレード結果】
  • WTI原油;ノートレ
  • NY金;ノートレ

【現在のポジション】
  • WTI原油;ノーポジ
  • NY金;1241L×100、1243L×75、1310L×50、1313L×50、1317L×100、1316L×100、1306L×100、1307L×100
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