ここにきてアメリカの利上げに反対意見続出！

ついに明日、利上げがある（と思われる）。

順当に事が運べば利上げが実施されることになるが、ここに来て利上げ織り込みが低下してきている。

現在の利上げ織り込みは67.2%。

数日前まで70%を超えていたのだが・・・

通常、利上げ織り込みが70%超でほぼ確実に利上げがお行われることになっている。

ただ、直前になって、若干雲行きが怪しくなってきた。

これは、もしかするともしかするかもしれない。

昨日のNYダウは500ドル以上売り込まれている。

この状況での利上げは、アメリカ市場にとどめを刺す可能性さえある。

明日の利上げに関しては反対を表明している専門家も多い。

専門家ではないがその急先鋒に立っているのが、おなじみトランプ。

今までもトランプは何度か利上げを批判するツイートをしている。

彼は昨日こんなツイートをしている。

It is incredible that with a very strong dollar and virtually no inflation, the outside world blowing up around us, Paris is burning and China way down, the Fed is even considering yet another interest rate hike. Take the Victory!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2018年12月17日

意訳してみると、以下のような感じだ。

現在ドル高でしかもアメリカではインフレも起こっていない。パリでは混乱が生じ、中国の経済も落ち込んでいる。このような状況にも関わらず、FRBが未だに利上げしようとしていることが信じられない！

簡単に言えば、「利上げをするな！」と言っている。

これは、もしかすると彼の個人的な都合もあるのかもしれない。

なぜなら・・・

パウエル議長らが利上げを決定するたびに、トランプ氏は約３億4000万ドル（約385億円）に上る変動金利型債務の返済負担が増す。

～ブルームバーグ

また、ダントラック氏は、CNBCのインタビューで「FRBは利上げをすべきではない」と述べている。

ドッケンミラー氏も「景気が減速しつつあり、市場が低迷している時期に、利上げと金融引き締めをやめるべきである」と発言。

ただ、FRBにも意地があるだろう。

もし、今月の利上げを見送ったならば、市場は再三に渡るトランプによる圧力ツイートにFRBが屈したと見るはずだからだ。

ただ、万が一明日利上げが見送られたならば、金価格は当然ながら爆上げということになる。

利上げまで後1日＋11時間34分。