2018年11月28日水曜日

ファンダメンタルズ~トランプのFRB議長批判が止まらない

現在、アメリカは年末商戦に突入したところである。

出だしは昨年を大きく上回る売上高を記録している。



まだまだ、アメリカ人の買い意欲は衰えていないようだ。

今年はオンラインによる売り上げ増が顕著の様子。

何と前年比で23.6%増とのこと。

スマホからのアクセスが大きく伸びているようである。





一方、トランプはパウエルFRB議長による米利上げ路線に対して、再三に渡り批判を繰り返している。

確かに利上げによってアメリカの景気に水を差すことになるが、アメリカが今利上げしなくていつ利上げするのか?

現在の利上げは、景気の過熱にブレーキをかける役割、そして次のリセッションに対する備えである。



しかし、トランプは、


「これまでのところ、(FRB議長に)パウエル氏を選んだことを少しも喜んでいない。少しもだ」


「FRBは間違いを犯している。なぜなら自分には直感がある。自分の直感は時として、誰かが頭で考えて話すことよりも多くのことを教えてくれる」


・・・と批判を繰り返している。

トランプのこのようなパフォーマンスには、市場も慣れてしまっているのか、今のところ反応は薄い。

ただ、この発言を受けて、FRBがまさかの12月利上げ断念ということになったら、現在の市場は激しく逆回転を始める。

その可能性は限りなく少ないが、2019年のアメリカによる利上げ回数にはある程度のインパクトを与えるかもしれない。

数日前の記事にも書いたが、FRBによる2019年の利上げ回数見込みは4回。

しかし、市場はせいぜい2回がいいところ、という認識である。

つまり、FRBと市場との間には見解の解離がある。

利上げ頻度は金価格にダイレクトに影響を及ぼすので、この辺の動向は常に注視しておく必要がある。

パウエル議長は、米経済が好調であるにも関わらず、減税カードを切りまくっていることに対して憂慮している。

なぜなら、減税はリセッションに入った時の景気刺激策のカードとして残しておくのが、定石であるからだ(トランプは減税は自らの人気取りのために利用)。

取り急ぎ。







【昨日のトレード結果】
  • WTI原油;ノートレ
  • NY金;ノートレ

【現在のポジション】
  • WTI原油;ノーポジ
  • NY金;1224SX25、1222SX25

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