2018年8月12日日曜日

トランプとエルドアンの一騎打ち

今の旬の話題は何と言ってもトルコリラだろう。

トランプがトルコに対してアメリカ人の人質を解放するよう要請したことに対し、エルドアン大統領は猛反発。



すると、トランプはトルコに経済制裁を課すと発言。

これでトルコリラは暴落したが、さらに拍車をかけたのがエルドアン大統領の対応だった。

トルコ国民に対してユーロ、ドルを売ってリラを買うように呼び掛けたのだ。




すると、皮肉にも国民は真逆の反応を示した。

つまり、リラを売ってドル・ユーロを買い始めたのだ。

これが、先週の大暴落の大きな要因であった。

(エルドアン大統領が利上げに圧力をかけていることも要因)

エルドアン大統領がアメリカとの強硬姿勢を示すたびに、トルコリラは下落するようになっている。

トルコ国民は、アメリカに歯向かってもどうにもならないことを百も承知だからこのような反応になったのだ。

理解していないのは、裸の王様エルドンだけである。

現段階でトランプはトルコに対して輸入関税引き上げを決定している。

エルドアン大統領の姿勢が軟化しなければ、間違いなくトルコはデフォルトに陥るだろう。

トランプにしてみれば、してやったりの展開である。

しかし、これは世界経済にとっては望ましくない展開である。

アメリカのリセッション間近が囁かれている中、ここでトルコがデフォルトした場合、連鎖反応が起こる可能性が高い。

地理的にもアジアと欧州のつなぎ目に位置するトルコのデフォルトは、かなり大きな影響を及ぼすはずだ。

トルコ債を大量に保有している欧州圏にも確実に飛び火する。

トルコのGDPは世界17位である。

これは、ヨーロッパの多くの国、また台湾やタイ、サウジなどよりも順位が上である。

トルコの経済規模が世界的には大きい部類に入っているのがわかると思う。

最近FANGの一角であるフェイスブックとネットフリックスの株価が20%以上の暴落をした。

徐々にいろいろな前触れが現れてきていることに注視しておくべきだろう。

今朝は以上!


【昨日のトレード結果】
  • WTI原油;ノートレ
  • NY金;ノートレ

【現在のポジション】
  • WTI原油;ノーポジ
  • NY金;ノーポジ


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