2017年6月26日月曜日

WTI原油~OPEC協調減産と米石油リグ稼働数の綱引き

おはようさん!

先週あたりから原油に関するネガティブ材料ばかりが注目され始めた。


過去の経験から、これはそろそろ原油価格が反転する予兆と考えている。

昨年原油価格が一時30ドル割れした時のことを覚えているだろうか。

あの頃、原油価格が10ドルを割り込み一桁になると予想していたヘッジファンドもいたくらいだ。

まあ、これは極端な例だが、10ドル台まで下落すると見ている市場関係者は多かった。

そんな超悲観的観測が市場を占拠し始めた時、原油価格はそこから一気に20ドル以上も急騰したのだ。



現在、その頃の市場の雰囲気と非常に似たものを感じている。


ただし、OPECが原油量の減産協調を行っても原油価格に反映されなくなっているのも事実である。

以前はOPECからのちょっとしたポジティブ材料であっても、原油価格にすぐ反映されていたことからすると異常事態である。

これは何はなくとも米シェールオイルのリグ稼働数&アメリカの原油生産量が大きく影響を及ぼしている。

特にシェールオイルのリグ稼働数は、このところ増加の一途を辿っている。





市場がOPECの減産協調よりも、米シェールオイルのリグ稼働数に注目しているということは明らかだ。

従って、こちらも今まで以上に注視する必要がある。

ちなみに、以下はベーカー・ヒューズ社発表による石油リグ稼働数の推移である。


昨年の5月以降、この1年間右肩上がりで上昇し続けているのがわかる。

今後はより一層、アメリカの石油リグ稼働数の推移も注視していくべきである。

以上。

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