2017年1月19日木曜日

NY金~安易な逆張りポジションは禁物だ

昨日のイエレン議長の講演を受け、ドル円は急進している。

ここまで積み上がったショートポジションの解消もあったのだろう。



ドル高に伴い、金は急落した。

昨日の記事にアップしたように、そろそろ調整が入る頃だったが、トランプ次期大統領就任演説を前にリスク回避のポジション解消があってもおかしくない状況である。

今日もドル高が進行する可能性がある。

従って、金価格の上値も重くなるだろう。

1時間足チャートを見てみよう。


今朝は1204ドル。

三角持ち合いを下抜けして、大きく下げている。

現在は以前何度も持ち合いとなっている価格帯(破線〇印)である。

今日はヨコヨコの展開、もしくはさらに下落を予想している。

一旦はこの価格帯でもみ合い(反発)があると思われるが、想定されるシナリオは以下の2通りしかない。


  1. もみ合い後に反転上昇
  2. 一旦反発した後、急落

急落した場合、かなり大きな下落になると思われる。

既述したようにドル高が進行していること、またトランプリスク、ドル円のショートポジション解消が継続する可能性があるので、ここからさらに金価格が下落する可能性は高い。

安易に逆張りポジションを取らないように注意した方がいいだろう。

(ここで買いポジションを取る必然性はない)


チャートを見る限り、金価格は乱高下しており、流れが読めない状況だ。

今日も様子見をお勧めする。

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