NY金～FOMCまでは手出し無用

NY金は順調に値を下げている。

これは4時間足チャート。

見てもわかる通り、きれいなダウントレンドである。

FOMCまではこの傾向が継続すると思われる。

しかし、昨年同様、FOMC後に上昇に転じるかというと、それは全くわからない。

今年はトランプ次期大統領就任という不確定要素があるからだ。

それでは、ドルインデックスを見てみよう。

一時期に比べ若干落ち着いている感じだが、単なる押し目のようにも見える。

この後、さらなるドル高も十分あり得るな。

次に米10年債利回り。

こちらも2.5を目前に押し目（？）を作っているような感じだな。

ただ、昨年12月のレベルを既に上にブレイクしており、この後、再上昇する可能性もある。

少なくとも今月のFOMCではさらに上昇すると考えるのが自然だろうな。

ちなみに、12月織り込み具合は92.7％。

これ以上はないだろう。

市場の関心はもう12月利上げにはなく、来年の利上げ回数に移っている。

当然ながら利上げ回数が増えれば、金価格には下押し圧力が作用する。

目先は1146ドルのサポートを維持できるかどうかにかかっている。

今月14日のFOMCでここを割ってくるようだと、1100ドルを割り込む大幅な下落が予想される。

トレンドは完全に下方向であり、今後もしばらくダウントレンドが継続すると思われる。

従って、売りの短期売買もありだと思う。

しかし、欧州の不良債権問題や中国経済の減速など、ネガティブ材料も豊富にあるので、その点は注視しておくべきである。

ただ、俺はFOMC前は金には出を出すつもりはない。

以上。

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