NY金～意外と底堅い動き

昨日は米失業保険申請件数の発表があった。

結果は3週ぶりの減少、前週比1万件少ない25万8000件であった。

最近の米経済指標は概ね景気の堅調さを示唆しているが、今回も同様であった。

また、新規の申請件数も減少が続いており、来週14日のFOMCでの利上げへ着実に歩を進めている。

そして、12月織り込み具合は、もうこれ以上ないというレベルまで上昇している。

ところで、今朝のNY金は1170ドル近辺。

米失業保険申請件数の強い結果を受けて、軟調に推移するかと思われたが、意外と底堅い動きとなっている。

以下、4時間足チャート。

依然、1180ドルの抵抗帯の下をうろうろする展開となっている。

大きく値崩れすることなくレンジ相場が続いている。

10年債利回り、ドルインデックスともに高値をキープしているにも関わらず、金価格がこの水準を維持できていることから、ボトムが近づいているのかもしれない。


目先は何といっても来週のFOMCだが、今後それほど大きく下落することはないかもしれないな。

この後、12月14日のFOMCまで、アメリカでは大きな経済指標の発表はない。

おそらく、このままレンジ相場が継続すると思われる。

どちらにも動きにくいよな。

この局面では高みの見物に徹することにする。

無茶は禁物だぜ。

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