2016年12月6日火曜日

NY金~下落が止まらない

昨晩の米労働市場情勢指数、そして米ISM非製造業景況指数は、ともに良い結果となった。

アメリカの景気が依然強い回復傾向にあることを示唆したことになり、これで12月利上げへ向けさらに前進した形だ。



ちなみに、12月の織り込み具合は92.7となっている。

ほぼ完ぺきに織り込まれたな。


しかし、未だに金価格は下落を続けているところを見ると、今月14日のFOMCまで一段の下落があるかもしれないな。



かろうじて、1147ドルの抵抗帯にはまだ届いていないが、アメリカの経済指標の発表の度にこれだけ下落してしまうところを見ると、今後まだまだ下落余地があるかもしれんぞ。

とどめは12月14日ということになるかもしれない。

万が一、1147ドルを割ってしまうことがあったら、後はナイアガラフォールズ、つまり奈落の底まで下落していくことだろう。

今朝の米10年債利回りは2.4。

そして、ドルインデックスも依然高止まり(100.15)している。

先日のイタリア国民投票の結果、さらにレンツィ首相の辞任というリスクオフ局面でも、金価格は軟調な展開を見せている。

トランプ相場が続く限り、金にとっては今後しばらく厳しい局面が継続しそうである。

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