2016年11月19日土曜日

トランプ政策への思惑だけで動く相場

実際にトランプが全てを実行に移すことはないと思われる。

ただ、現在の相場はトランプの政策への思惑で動いているので、ここで改めて彼が掲げている政策についてまとめておくのも悪くないだろう。




まずトランプの基本姿勢は、「アメリカ第一主義」である。

よく言われる保護主義政策だな。

グローバリズムを逆を行くことになる。




次にTPPへの反対。

トランプはTPPがアメリカへ不利益をもたらすと言っているが、多くの専門家はこれとは全く異なる見解を示している。

つまり、TPPによりアメリカのGDPは数パーセント上がる(どの程度かは失念)とのことだ。

少なくとも不利益になるとの見解ではない。


通貨政策については、中国を為替操作国としてかなり敵視している。

また、円安にも嫌悪感を示しており、日本から入ってくる製品に対し高率の関税を課すと明言している。


財政では、法人税率を15%に減税すると言っている(現在35%)。

これにより海外に拠点を持っているアメリカ企業を国内に取り戻そうというわけだな。

また、相続税の減税も行うと言っている。

これは、富裕層向けの減税法案だな。


また、金融規制の撤廃も唱えている。

これは、昨日書いた記事を参照されたし。

トランプが廃止したい「ドット・フランク法」とは!?



地球温暖化対策については、パリ協定は不参加を表明。

トランプ曰く、パリ協定はアメリカの国益に反するとのこと。


非常にざっくりとだが、こんな感じだ。

トランプらしいと言えばトランプらしい。





要は「他の国のことなんて知らねえよ。俺はアメリカだけ潤えばそれでいいんだ」という、彼のビジネススタイルをそのままアメリカ国に当てはめたような感じだ(笑)。

これから年末にかけて閣僚人事がどしどし決まってくるはずだ。

どんな人物をそばに配置するかで、トランプの考えていることが、次第に見えてくるだろう。

実際に実行できるかどうかは別だけどな。


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