2016年7月15日金曜日

米ハイイールド債への資金流入が激増

ハイイールド債というのは、高利回りの投資信託だ。

利回りが高いということは、それだけリスクも高いというわけだ。

つまり、ハイイールド債が売れているということは、マーケットはリスクオンとなっていることを示す。

先日、マーケットの不透明感を示すVix指数に関する記事を書いたが、ハイイールド債がどれだけ買われているかを見ることで、投資家心理を探ることもできる。


こちらのグラフを見てくれ。




これは、直近の米ハイイールド債への投資額を示している。

これを見ると、今週(7月13日~)は4.35Bドルと激増している。



史上二番目の数字だ。

つまり、マーケットはここ数日で完全にリスクオンに切り替わっているというわけだ。


従って、ゴールド価格は今週は下げ続けている。

しかし、ここはゴールドの絶好の買場であるわけだ。

今朝の金価格は1335ドル(1トロイオンス)となっているが、これはちょうどフィナボッチの61.8%であり、とりあえず下げ止まっている。

NYダウが今後どれほど高騰するのかはわからないが、そろそろ頭が重くなってくるころだろう。


現在のリスクオンムードは一過性のものに過ぎない。

長期的にはリスクオフである。


昨晩はフランスのニースでテロがあった。

そして、アメリカでも黒人射殺事件を受けて全米規模でデモが計画されているという。

世界情勢を常に注視していなければならない。


特にアメリカの大統領選だな。

トランプが大統領になる可能性が無視できなくなっている。





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