2016年7月16日土曜日

トルコのクーデターとエネルギー関連価格への影響

トルコで軍によるクーデターがあった。

現在、首都アンカラとイスタンブールで軍が占拠しているという。

相変わらずヨーロッパ情勢は不安定だな(トルコはヨーロッパではないが、ヨーロッパへの入り口(ハブ)の役割をしている)。

それにしても、マーケットはこれに敏感に反応しリスクオフに傾いている。本当に節操がないな(笑)。

ちなみに、こちらはオフショアのドル/人民元のチャートだ。





報道によると軍の一部がクーデターを起こしたということなので、規模としてはそれほどではないのかもしれない。


もしそうだとすると、数日内に何らかの決着を見ることができるのではないか。

ただ、これが長期に渡るようだといろいろな問題が波及してくる。

特に欧州各国へのエネルギー供給だ。


トルコにはジェイハンに港がある。ジェイハンはイラク北部の油田からの石油を出荷する拠点となっている。

つまり、原油価格に影響する可能性はある。

原油だけではない、トルコは欧州へのエネルギー供給の通り道である。

クーデターが長引けば、この辺りにも支障が出始める可能性があるな。


週明けのエネルギー関連の価格(特に原油)を注視しておけよ。






☟よろしく頼むぞ。

にほんブログ村 先物取引ブログへ