中国がとうとう禁じ手を出してしまった。
アメリカによる関税引き上げを受け、中国は報復関税という手段を取った。
これは、米中貿易戦争の最悪のシナリオである。
中国による報復関税は6月1日に施行されることとなっている。
まだ、猶予があるが、習近平としてはアメリカが何らかの譲歩をしなければ、一度抜いた刀を鞘に納める気はないだろう。国民への面目もある。
しかし、トランプが譲歩することはほぼあり得ない。
トランプは中国に対して「関税措置に対する報復をするな」と警告。
かなり強きの姿勢を示している。
従って、どちらかがギブアップするまでこの状況はエスカレートしていく可能性が高い。
トランプは中国からの報復をあらかじめ想定。
そして、圧倒的に有利なのはアメリカである。なぜなら、中国側ができる報復の余地は非常に限定的だからだ(下のグラフ)。
中国はアメリカからの輸入合計金額120ビリオンUSDに対して、既に110ビリオンUSDの関税を課している。
中国がアメリカの輸入品に課せる報復関税には限界がある。従って、関税以外に報復する以外にない。
中国は報復関税以外に以下の3点についても明言している。
VIX指数は再度20ポイントを試す動き。
ドル円は今晩109円を維持できるかに注目である。
取り急ぎ以上!
追記;中国による報復関税発表を受け、FRBが年内に利下げに動く可能性が高まっている(ロイター)。
2019年12月の利下げ織り込みは72.3%まで上昇している。
【本日のトレード結果】
【現在のポジション】
アメリカによる関税引き上げを受け、中国は報復関税という手段を取った。
これは、米中貿易戦争の最悪のシナリオである。
中国による報復関税は6月1日に施行されることとなっている。
まだ、猶予があるが、習近平としてはアメリカが何らかの譲歩をしなければ、一度抜いた刀を鞘に納める気はないだろう。国民への面目もある。
しかし、トランプが譲歩することはほぼあり得ない。
トランプは中国に対して「関税措置に対する報復をするな」と警告。
かなり強きの姿勢を示している。
従って、どちらかがギブアップするまでこの状況はエスカレートしていく可能性が高い。
トランプは中国からの報復をあらかじめ想定。
そして、圧倒的に有利なのはアメリカである。なぜなら、中国側ができる報復の余地は非常に限定的だからだ(下のグラフ)。
中国はアメリカからの輸入合計金額120ビリオンUSDに対して、既に110ビリオンUSDの関税を課している。
中国がアメリカの輸入品に課せる報復関税には限界がある。従って、関税以外に報復する以外にない。
中国は報復関税以外に以下の3点についても明言している。
- ボーイング製品の購入をストップ
- 米国からの農産物の購入をストップ
- アメリカ企業のサービス業を制限
現在、NYダウは200日MA(橙色ライン)へ向けて急降下中である。
VIX指数は再度20ポイントを試す動き。
ドル円は今晩109円を維持できるかに注目である。
取り急ぎ以上!
追記;中国による報復関税発表を受け、FRBが年内に利下げに動く可能性が高まっている(ロイター)。
2019年12月の利下げ織り込みは72.3%まで上昇している。
【本日のトレード結果】
- WTI原油;61.5S×300⇒61.6LC
- NY金;1288S×200⇒1287C、1286.5L×500⇒1285.5LC
- WTI原油;ノーポジ
- NY金;1289.6L×500