2019年4月25日木曜日

WTI原油~遅かれ早かれ原油の需給バランスが崩れる可能性

おはようさん!

昨日の原油の高値は66.4ドル、安値は65.63ドルであった。

終値は65.76ドルとなり、一昨日よりもやや下落しているが、依然として底堅い値動きとなったいる。

しかし、一昨日の安値である65.55ドル以上は維持できている。





テクニカル分析

それでは、日足チャートを見てみよう。





RSIは71.2ポイントとなっており、高値をキープ。

やや「買われ過ぎ」の状態が続いているが、上昇トレンドではよくあること。あまり神経質になる必要はない。

日足ベースだと20日MAの上を推移している。非常に強い上昇トレンドであることがわかる。

押し目が入ったとしても、現段階ではこのレベルまでを想定。

次に4時間足チャート。


赤いラインが20日MA、青が50日MAである。

過去の値動きを見ると、4時間足ベースの50日MAでサポートが入っていることがわかる。

従って、4時間足ベースでは50日MAを押し目の目安とするのが妥当だろう。

また、ボックス上限もサポートラインとして機能するはずだ。およそ64.7ドルになるだろうか。



ファンダメンタルズ分析

アメリカによるイラン産原油の全面禁輸措置が、5月2日に発動されることになっている。

現在、適用除外となっていた、日本、韓国、台湾、中国、ギリシャ、インド、イタリア、トルコの8か国も5月2日以降はイランから原油を輸入できなくなる(表向きは)。

ただ、アメリカに対して中国は反発をしている。

サウジアラビアのファリハ氏(エネルギー相)が、以下のような発言をしている。
  • サウジアラビアの原油生産量を即座に引き上げる必要性はない。
  • 原油需要が高まった場合、原油生産量を引き上げる予定である。
  • OPECで決められた協調減産は維持する方針である。
  • 原油生産量を増産するならば、特に制裁の適用免除がなくなった国に対応する。
  • しかし、原油の実需は増加すると予想している。
  • 事前に原油生産量を増やすことはしない。
特に最後の文言、「事前に原油生産量を増やすことはしない」に注目である。

これは、言い換えれば『原油需要が確認できた後に原油生産量を増やす』ということと同義である。

しかし、「原油需要が確認」されてから「原油生産量を増やす」までには、必ず時間的なギャップが生じる。

つまり、原油の需給バランスが崩れる期間が生じるということだ。需要に供給が追い付かなくなる可能性がある。

そうなると、原油価格にはさらなる上昇圧力がかかることになる。数か月内にこのような状況が起こったとしても全くおかしくないだろう。

今朝は以上!




【本日のトレード結果】
  • WTI原油;ノートレ
  • NY金;ノートレ

【現在のポジション】
  • WTI原油;65.5L×100、65.9L×200
  • NY金;ノーポジ
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