2019年4月29日月曜日

最大の注目は『景気の先行指数』ISM非製造業景況感指数

日本は10連休の真っ只中であるが、今週は重要な経済指標が目白押しである。

結果次第では相場が大きく動く可能性があるので要警戒である。

アメリカの経済は絶好調であるので、概ね良好な結果となるのではないかというのが大方の見方である。

以下が今週のアメリカの経済指標発表のスケジュールである。






(ソース;マネックス証券株式会社)




特に重要なものは、赤枠で囲ってある。

  • ISM製造業景況感指数
  • FRB政策金利
  • 失業率
  • 非農業部門雇用者数
  • ISM非製造業景況感指数
青枠は原油関連の経済指標となっている。市場には原油高に対する警戒感が徐々に広まってきており、こちらもある程度のインパクトがあることをお忘れなく。

ISM製造業景況感指数

(ソース;マネックス証券株式会社)

5月1日(水)の23時には、ISM製造業景況感指数の発表がある。

前回は55.3ポイント。今回の予想値は55.0ポイントとなっている。

ここ数年は若干下落傾向にあるが、未だ50ポイント以上を維持しており、アメリカの景気がまだまだ良好であることを示唆している。

(ソース;ヤフーファイナンス)

ここまでのアメリカの経済指標は概ね良好な結果となっており、ISM製造業景況感指数も大きく崩れるようなことはなさそうである。

ただし、こういうときこそサプライズに注意。

FRB政策金利

以下は10年分のチャート。

5月2日(木)の午前3時に発表される予定。

当然ながらアメリカの政策金利は、金価格に大きな影響を及ぼす。


金利据え置きの確率は97.5%でほぼ確定である。ほぼ、この通りになる。重要な経済指標であるが、余程のサプライズがない限り、大きな波乱要因にはならないだろう。

失業率


前回は3.8%。そして今回の予想値は3.8%となっている。

アメリカの失業率は過去10年間で最低のレベルとなっている。ここからさらに失業率が低下していくというのは、考えにくい。

しばらく、ヨコヨコで推移し、遅かれ早かれ上昇に転じると見ている。

しかし、上昇転換はまだ先の話だろう。



非農業部門雇用者数


2011年ころからほぼ横ばいが続いている。

今はいつ数字が悪化するかを待つばかりだ。

こちらも、余程のサプライズがない限り、相場は大きく動かない。

(ソース;ヤフーファイナンス)

ISM非製造業景況感指数


ISM非製造業景況感指数は、『景気の先行指数』とも言われている非常に重要な経済指標である。

個人的には特に注目している経済指標だ。



前回は56.1ポイント。今回の予想値は57.2ポイントとなっている。

チャートを見る限り、緩やかな右肩上がりになっており、未だアメリカの景気が拡大期になることを示唆している。

これが大きく崩れてくれば、いよいよアメリカの景気後退が意識されてくる。

取り急ぎ以上!




【本日のトレード結果】
  • WTI原油;ノートレ
  • NY金;ノートレ

【現在のポジション】
  • WTI原油;ノーポジ
  • NY金;1281L×100
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