2017年9月9日土曜日

週明けも金価格上昇の勢いは衰えないだろう

それでは、金価格と連動している各指数について見てみたい。

まずはドルインデックス。



これはドルインデックスの日足チャートである。


テクニカル的にも心理的にも節目であった92ポイントをあっさりと下に抜け、91.33ポイントまでドル安が進行している。

現段階でドル高に振れるような材料もなく、週明けも現状維持もしくはさらなるドル安となる可能性が高い。

金価格にとっては向かい風である。

次に米10年債利回り日足チャート。


こちらも節目の2.1ポイントを下に抜け、2.05ポイントまで下落している。

週明けのポイントは当然ながら2.0ポイント。

ここを割ってくるようだと、下落の勢いが加速するだろう。

こちらももちろん金価格にとっては好材料である。

またNY三指数は以下の通り。


上からダウ、ナスダック、S&P500だ。

ダウ以外は下落しているが、ダウもレジスタンスで持ちこたえているだけであり、材料次第では下に大きく割り込んでくる可能性がある。

週明けも上値は重たい展開になるだろう。

最後に12月の利上げ織り込み具合について。


27.3%となっている。

つい数日前まで30%以上だったが、下落している。

FRBが利上げに踏み切るための最低ラインが70%と言われており、現段階のレベルでは利上げはほぼなしと考えてよいだろう。

もちろん、これからの状況次第で変化はしていくことになる。

いずれにせよ、現在の市況から金価格が下落に転じるということは、限りなくゼロに近い。

週明けも上値を追う展開を予想している。

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