2017年9月3日日曜日

『米雇用統計』雑感

先週末、月一回のお祭り米雇用統計発表があった。

まずはその結果から。



非農業部門雇用者数;+15.6万人(事前予想+18万人)
失業率;4.4%(+0.1%)
平均時給;前年比+2.5%

まず、雇用者数について。

アメリカ人は8月にロングバケーションを取る人が多いため、事前予想よりも減少しているが、堅調と捉えてよいだろう。

おそらく、来月は大きくこの数字は伸びると思われる。

失業率はほぼ完全雇用状態とみてよいだろう。

そういう意味ではアメリカの景気が未だ堅調であることを示している。

しかし、平均時給が2.5ポイントの伸びにとどまっているのが、やや気になる。


3%を切ったのは、実に2009年4月以来である。

完全雇用状態にも関わらず、平均時給が上がっていないというのは、今後の米経済に対する懸念事項だろう。

昨晩、金価格は大きく上値を伸ばしたが、おそらく市場はこの辺のところを注目しているのだと思う。

今後の雇用統計では平均時給の伸びに注目しておきたい。

ちなみに、現在の市場の12月利上げ織り込み具合は39%となっており、低い水準を保ったままである。

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